canadabeef

なぜカナダビーフはおいしいの?

カナダビーフはコクとフレーバーのある、とてもおいしい赤身肉です。

そのおいしさのワケを一つずつひも解いていこうと思います。

【コクの秘密】

・餌がおいしい
世界で2番目の国土を持つカナダでは、穀物が大変充実しています。牛たちはその国内で生産された豊富な穀物(トウモロコシ、大麦、小麦)をお腹いっぱい食べて育ちます。
おいしい穀物を食べたいだけ食べて育った牛だから、適度に霜の入ったコクのある赤身肉になるのです。

【やわらかさの秘密】

・ストレスが少ない
牛はストレスを感じるとお肉が硬くなるといわれています。
カナダは穀物の生産量が世界最大の国のひとつで、先述したとおり牛は餌をお腹いっぱい食べられます。
そのため牛はストレスなく育つことができます。 また、牛は出荷時の年齢が若いほど、やわらかく、味わいが優れています。
カナダ産の牛は、お腹いっぱい餌を食べられるの成長が早く、ほとんどの牛が2歳以下の年齢で十分に育ち出荷可能になります。

※一つの牛の年齢基準として若齢牛(30ヶ月以下)という括りがあり、品質が良いとされています。

【品質が安定しておいしい理由】

・お肉のランク分けの基準が他国とくらべ厳しい
日本の和牛のランク付けとしてA5ランクなどよく聞きますよね。
カナダでは、牛肉がすべての食品安全要件を満たしていることを示す検査印を受けてから、初めて牛肉のランクが判定され、その基準はアメリカの基準より厳しいとされています。

日本とランクの付け方は異なり、カナダのお肉のランクは4つに分けられます。
上から...
  • ▼ PRIME
  • ▼ AAA
  • ▼ AA
  • ▼ A

このランクはどのような基準で決定されるのでしょうか?
 
  • ①脂肪交雑---脂肪が適度に多いほどでランクが高いとされます。
  • ②牛の成熟度---若齢牛(30ヶ月以下)が最低基準で、若いほどランクが良いとされます。
  • ③肉の色--鮮紅色でなければならず、脂肪が黄色がかっている場合は認定を得ることはできません。
  • ④脂肪の色---黄色い脂肪は不可
  • ⑤筋肉の発達---良好もしくはそれ以上
  • ⑥肉のテクスチャー---締りのいいもののみ可

アメリカの基準では、肉の色が鮮紅色よりダークでも、黄色い脂肪が入っていてもAランク相当であったり、筋肉の発達の基準がなかったりします。

より詳しく知りたい方は以下のページをご覧ください。
https://canadabeef.jp/canadian-beef-advantage/

【フレーバーの秘密】

・肉専用の品種のみが飼育されている
牛は牛でも、さまざまな種類の牛が想像以上にいます。
食肉専用の牛、ミルク専用の牛、いろいろな場面に適したそれぞれの牛が育てられます。 実はアメリカ産等の牛は暑い地方でも牛が生産されるため、肉専用種ではないけれど、暑さに強い熱帯種のコブウシなどが混ざっていることも。 しかし冷涼な気候のカナダでは、出荷されるそのほとんどが肉専用種です。
(アンガス、ヘレフォード、シンメンタール、リムジン、シャロレーなど)
そのため焼いたときのフレーバーや肉質に違いが出てきます。


アンガス種(アバティーン・アンガス種)
よくスーパー等で見かけるアンガス種です。
アンガスと謳えるものは、ブリーディングが何%以上でなければならないという基準が協会で定められているなど、
赤身の肉質が良いと広く認識されている畜種です。
柔らかく、肉々しいワイルドなフレーバーを持ち、ステーキなどで食べるお肉として優れています。
アンガス種
ヘレフォード種
顔、胸、腹の毛色が白くかわいらしい見た目。
さまざまな気候に適応性が高く、おいしい赤身肉になるとされています。
ヘレフォード種

シャロレー種

全体的に白い毛に包まれた品種。
キメ細かく、上品なフレーバーを持つ赤身肉になりやすい。
シャロレー種
リムジン種
フランスのリモージュ地方原産。
厳しい冬や夏、多雨にも適応する牛です。
キメの細かい赤身肉になるとされています。
リムジン種
シンメンタール種
温和な顔をした茶色の牛。
熊本の褐毛和種の改良に用いられました。
シンメンタール種
このように実はカナダビーフがおいしいのには、一つ一つ理由があるんです。
こだわりのカナダビーフをぜひご家庭の”Dish”でお召し上がりください!

お肉の焼き方についてはこちら!
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